みなさん、こんにちは。サクです。
「エリーゼのために」と聞くと、どのくらい難しいと感じますか?
と思うかもしれませんが、実は意外とテクニックが必要になってくるんです。
そこで今回は、「エリーゼのために」の難易度紹介や解説をしていこうと思います。
これからクラシックに挑戦しようと思っている人の一助になれば幸いです。
「エリーゼのために」はどのくらい難しい?【中級】
結論から言うと、「中級」です。
ピアノの難易度をまとめているサイト「全音ピアノピース」では、初級上の「B」なっていますが、、、個人的には中級の「C」くらいが丁度いいのかな? と思います。
この曲は「クラシックの入門」「子どもでも弾ける」というような立ち位置にいるのですが、実は弾く人のレベルや音楽性によって仕上がりはかなり変わってきます。
音符を追うだけなら確かに簡単なのですが、曲に味を出したり深みを出したりするためには様々な演奏テクニックが必要になるんです。
そのため、難易度的には、少なくともブルグミュラーの後半からソナチネの前半くらいのレベル以上は必要になってきます。
よく発表会で子どもが弾いているのをみますが、少しテンポを落としてゆったりと歌い上げるようにする方が良いかもしれません。
「エリーゼのために」は、何歳から挑戦する?【小学校高学年】
結論は、「小学校高学年」くらいから挑戦するレベルですかね。
理由は、手の大きさが必要になるからです。
「ミミレミレミシレドラ♪」という印象的なメロディーでも1オクターブ指を広げることが求められるので、ある程度の手の大きさが必要になります。
テクニックや技術的に考えても、出来る子なら小学校高学年でも十分挑戦できるレベルでしょう。
ペダルを踏む時も身長が必要ですし、やはりある程度の体格が必要ですね。
(この曲はペダルが多いので、補助ペダルだと難しい)
「エリーゼのために」と同じ難易度の曲たちを紹介!!
例として、この曲と同じ難しさの曲を出してみますね。
という人向けです。
- メヌエット ト長調(バッハ)
- トルコ行進曲(モーツァルト)
- 亜麻色の髪の乙女(ドビュッシー)
下に行くほど難易度が上がっています。
恐らく、みなさん聞いたことあるのではないでしょうか?
「亜麻色の髪の乙女」は、私が大好きな曲なので入れてみました。
ぜひ、みなさんも挑戦してくれたら嬉しいです。
楽譜は、コチラからどうぞ↓
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「エリーゼのために」の楽譜はコチラ
楽譜です。
リンクを貼っておきます。
「エリーゼのために」の、より詳しい解説!
少し詳しく掘り下げてみましょう。
エリーゼのためには、クラシック曲に詳しくない、ピアノを習ったことがないなどの方達の間でも、知らない人はほとんどいないと思われる有名な一曲ですよね。
「エリーゼのために」は、英語では「For Elise」といいます。
Forは「~のために」を表す前置詞なので、意味は全く同じですよね。
エリーゼとは誰のことなのか、いくつもの説がありますが、かつてベートーヴェンが愛した「テレーゼ」という女性だという説が最も有力です。
(⭐️この説について、このサイトでより詳しく書かれています。ぜひこちらもどうぞ。)
ロンド形式(同じメロディーが何回かある形式のこと)のこの曲は「AーBーAーCーA」の構成になっていますが、BとCは一筋縄ではいかないテクニックが必要となってきます。
Bについては右手32分音符が続く部分で手首をうまく使えないと難しく、Cは右手の和音で奏でるメロディーラインと左手の同音連打、そこからアルペジオでピークを迎える所まではテクニックが乏しいと聴かせる演奏にすることが困難です。
テクニックばかりではなく、弾く人の音楽性にも大きく左右される曲なので、音の一つ一つをよく聴いて、指番号も見ながら丁寧な練習をすることが素敵な演奏にするために最も大切でしょう。
⭐️指番号についてですが、自分は「弾きやすければ何でもOKかな」と思います。指番号は弾きやすくする為のものなので、必ずその通りに弾かなければいけない訳ではありません。
まとめ
今日は、「エリーゼのために」に関する解説をしてみました。
子どもの発表会でもよく耳にするこの曲ですが、実は意外にもテクニックが必要なんです。
挑戦する際は、一音一音に集中して練習してみましょう。