ハノンの目的って、結局なんなの??【実力UP】

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こんにちは! サクです。
本日は、「ハノンの目的は結局なんなのか」というテーマでお話をしていきます。

怒っている人怒っている人
「ハノンは上手くなるからやっとけ!!」

と言ってくる人がいますが、具体的に何がどうなるのかを教えてくれないと、やる気が出ないですよね。

ハノンの目的とは?練習して何になるの?

結論から言うとハノンの目的は、、、

  • 指が素早く動くようにする
  • それぞれの指を強くする
  • 指を独立させる

この3つです。

目的1:指が素早く動くようにする

ハノンは単調な音やリズムの繰り返しですが、何度も弾くことで確実に指が強くなります。
これがハノンを弾く目的の中で一番重要と言っても、過言ではないですね。

曲には、スピードの変化が大事

ピアノ曲では、ゆっくり弾くところと速く弾くところがあります。
指を素早く動くようにしていないと、ずっと同じスピードで面白くない曲になってしまいますよね。

その「スピードの変化」をしっかりと表現するには、「指の素早い動き」つまり「ハノンなどの練習曲」が必須になってくるんです。

目的2:それぞれの指を強くする

人間の指は、それぞれの強さにばらつきがあります。例えば、薬指や小指なんかは親指や人差し指と比べてかなり弱いです。
ハノンをすることによって「全ての指が同じ強さ」にはなるという訳ではありませんが、元から弱い指を強化することができます。

実際の曲では、

  • 薬指と小指で鍵盤を連打

などという指定の箇所も出てくるので、弱い指はなくしておきましょう。

⭐️人間の構造上、薬指や小指は絶対に弱いんです。

目的3:指を独立させる

ハノンをすることによって、それぞれの指が独立してくれます。

独立していないと、「薬指と小指の動きが連動しちゃう」なんてことが起きます。
ピアノをする人にとっては、致命傷ですね。

これもまた、ハノンを練習する上での目的だと思います。

リズムを変えて弾くのもありです

ハノンを練習するときは、リズムを変えて弾いてみましょう。

  • 「タタタタタタタタ」
  • 「タータタータタータタータ」
  • 「タタタタタッタタッタ」

などとリズムを変えて練習していくと、様々な曲にも対応できるようになります。

ハノンは練習しないと、上達が遅くなる

ピアノを始めたばかりの僕は、ハノンの目的も知らずよく練習をサボって弾きたい曲をひたすら弾いていました。
弾きたい曲を弾くことは上達への近道と、前回の記事では書きましたが、、、

やっぱり結局、基礎練習も大切なんですよね。

基礎練習をすっぽかして曲だけ弾くのは、あまりオススメはしません。

ハノンを、毎日続ける方法

ハノンって、本当に面倒ですよね。
毎日しっかりと弾ける人の方が少ないんじゃないですか??(笑)

ちなみに、僕は毎日続きませんでした。

  • 習慣にする
  • しなければいけない環境を作る

これが大切。

習慣にする

基本はコレですね。

  • 朝起きて、顔を洗って、歯磨きをする。

こんなかんじで、無意識でもできるくらいまで続けてみましょう。

しなければいけない環境を作る

そんなことを言ってもできない人が殆どなので、環境を作りましょう。
例えば、、、

  • 朝にハノンを撮って、twitterに投稿
  • 家族などに見ていてもらう

こんな感じ。
特にtwitterに投稿するのがオススメですね。

不特定多数に見られるので、サボれません。

ハノンを弾いても、上達しない

「とりあえずハノンとスケール弾いとけ。嫌でも上手くなるから。」
みたいな体育会系ピアノ教師(?)がよくいますが、自分は反対です。

基礎練習 ✖️ 実践練習

この掛け算が上達への近道です。
どちらかが疎かになっていたら、上達しませんよ。

バランスよく練習しましょう。

練習を一日やらなくても、あまり変わりません

「ピアノを1日やらなかったら、3日練習しないと感覚を取り戻せない」

という有名な言葉がありますが、嘘ですよ。 嘘というか、誇張表現ですね。

この言葉を信じて良いのは、せいぜい弥生時代までです。

もちろん、毎日練習することに越したことをありませんが「今日やらないと一気に下手になる、、、」なんて大袈裟に考える必要はありません。

ピアノの練習は、かなり地道

当たり前ですが、、、

ピアノの上達に裏技なんかありません。

効率的な練習方法というのはありますが、すぐに上手くなるというのは絶対にあり得ないです。

「一週間でプロレベルまで上達する方法」

なんていうタイトルで商材を売ろうとする人をこの前見かけましたが、そんな方法あったら人に公開しようと思いません。
皆さんも、このような詐欺には引っかからないように注意しましょう。

スケールとハノン、どっちが大事?

スケールとは、ハノン教本の最後についている種類豊富な音階のことですね。
スケールとハノン、どちらも初心者にオススメなのですが、あなたはどっちの方が重要だと思いますか?

【自分の感想】僕は、スケールの方が大事だと思う

僕は、スケールの方が実力アップに効果的だと思っています。
理由としては、

全ての調を網羅できる

これです。
ハノンでは、全ての調を練習することができません。

ちなみに調というのは、ハ長調とかホ短調とかのことですね。

ピアノ曲には、調の種類が何種類もあります。
いろいろな曲に対応するためには、いろいろな調を練習しなければいけません。

そのため、全調が練習できるスケールは初心者にかなりオススメです。

そのほかの、オススメの基礎練習の曲を紹介

ハノンとスケール以外の、基礎練習にオススメな曲を紹介します。

ツェルニー

ツェルニーもまた、ハノンやスケールと並んで練習曲として重宝されています。
このツェルニーのことを一言で解説するなら、

ハノンやスケールより曲っぽい、練習曲

という感じです。
イメージが湧かない方は、こちらの方の動画をご覧ください。

こんな雰囲気の曲が、ツェルニーには何百とあります。
少しつまらなそう、、、と思う人もいますが、ピアノの上達にはかなり有効なので是非一度トライしてみてください。

バッハ 平均律

平均律とは何かが分からないという方は、コチラをご覧ください。
こちらのバッハの平均律もまた、ピアノ練習者の定番の練習曲ですね。

以上。

今回の内容は、こんな感じです。
ハノンやスケールなどの練習曲はかなり大事ですので、自分が弾きたい曲と並行して進めていきましょう。

それでは。