「子犬のワルツ」は難しい? 難易度について解説!

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こんにちは、サクです。
ピアノを15年ほど趣味で弾いてる僕ですが、今回は「子犬のワルツの難易度」についてお話ししていこうかと思います。

結論から言うと子犬のワルツは「中級者向けの曲」です。

初級者向けの曲からステップアップしたいなって考えてる人は挑戦してみるといいでしょう。

「子犬のワルツ」の難易度は?【中級】

子犬のワルツの難易度を示す猫

この曲は、全音ピアノピースというクラシック曲の難易度を紹介してくれるサイトによると、「中級のC」となっております。

子犬のワルツはピアノを小さい頃から習ってる小学校3、4年生ぐらいでもマスターしてる子がいるので、初級レベルからちょっとランクアップしよっかなって考えてる人には丁度いい曲だと思いますよ。

困っている人困っている人

「でも、テンポも速くて難しそうだし、本当は上級者向けなんじゃないの?」

と考えてる人もいるでしょう。ですが僕は、初級の曲をマスターしたよっていう人なら必ず弾ける曲だと思っています。

まずは、音楽をやっている人なら当たり前の習慣だと思いますが、暇さえあれば曲を聞いてイメージを膨らませることと、曲を覚えることが大事です。

では、早速「子犬のワルツ」を聞いてみましょう。

「子犬のワルツ」のコツを解説!

この曲で大事なことをまとめてみますね。

  • 右手のトリル
  • 左手のリズムと強弱
  • テンポを落とした練習

では、それぞれを解説していきましょう。

右手のトリルをマスターしよう!

「子犬のワルツ」は冒頭から右手のトリルで始まります。

この部分は最初から速く弾こうと思うと、あいまいで何を弾いてるんだ?っていう演奏になってしまうので、一つ一つの音をしっかり弾けるようにすることが大切です。つまり、音の粒を揃えるってことですね。

ゆっくり過ぎるぐらいの練習から始め、だんだん速度を上げた練習をしてトリル対策をしておきましょう。

手首の力を抜くことも上手く弾くポイントです。トリルを使ったフレーズが多いので、トリルをマスターしておけば、右手は問題なく弾けるようになりますよ。

左手のリズムと強弱に気をつけよう!

左手はリズムが速くてビビってしまうかと思うんですが、リズムが割と一定で難しいアルペジオフレーズや大幅な鍵盤移動がないので、リズムと強弱さえ身に付けてしまえば思いのほか簡単に弾けますよ。

この曲で多用しているズンチャッチャ、ズンチャッチャ」のリズムを強弱をつけつつ、一定に保つことが重要です。ズン」は少し力強く、「チャッチャ」は少し弱めで左手がうるさくなり過ぎないように注意しましょう。

曲のイメージが変わる所は要注意!

「子犬のワルツ」の冒頭はテンションMAXで遊んでいる子犬っていうイメージですが、途中で疲れてテンション下がった子犬のイメージに変わります。さらに、体力回復した子犬が、再びはしゃぎまわるみたいなストーリー性のある曲なんですよね。

つまり、変化した曲のイメージをどう表現するかによってピアニストとしての成長の仕方が変わってくるということです。

テンポが変わったらリズムを保てる技術とか、基礎がしっかりした演奏というのも大事なんですが、リピートして聞きたい演奏っていうのは表現力に長けた演奏だと僕は思っています。

だから、曲のイメージを膨らませるって、実はすごく大事。

テンポを落として練習しよう!

この曲のテンポはだいたい180ぐらいなので、120~160ぐらいまでテンポを落とした練習をすると上達が早くなるでしょう。これは速いテンポの曲に共通するコツなんですが、上手く弾けるようになったら少しずつテンポを上げていくことが大事です。

困っている人困っている人
「こんなテンポの速い曲は無理だよ・・・」

と思うかもしれませんが、ゆっくり少しずつ練習に励めば必ず弾けるようになりますよ。

テンポを下げて弾いた「子犬のワルツ」の動画もあるので、参考にしてみてくださいね。

さらにゆっくりなテンポはこちら。

「子犬のワルツ」と同じくらいの難易度の曲はある?

困っている人困っている人
「ピアノの発表会で子犬のワルツと同じレベルぐらいの曲を探してるんだけど、同じくらいのレベルの曲はありませんか?」

そんな方に向けて今回は3曲選んでみました。

  • 「トルコ行進曲」 モーツァルト
  • 「亜麻色の髪の乙女」 ドビュッシー
  • 「きらきら星変奏曲」 モーツァルト

「トルコ行進曲」

「子犬のワルツ」と同じく軽快なリズムが主体のクラシック曲。この曲はクラシックを普段は聞かない人でも知ってるくらい有名です。

しいて言うなら、手を大きく開かなければならないフレーズがあるので、少しキツイと感じる人もいるかなと思います。

ですが、地獄のストレッチフレーズとまではいかないと思うので、手を大きく開くのが苦手で鍛えたい人にオススメな曲です。

「亜麻色の髪の乙女」

この曲はバラード調ですが、難易度としては「子犬のワルツ」と同じくらいです。テンポが遅い曲から中級への道に進みたいという方は「亜麻色の髪の乙女」から弾いてもいいかもしれません。

左手の鍵盤移動が多くなる曲ではありますが、ゆっくりの移動で大丈夫なので、落ち着いて弾けると思いますよ。

「きらきら星変奏曲」

当サイトでも「ちょいムズ」認定した曲ですね。

こちらの記事で解説してます。

「きらきら星変奏曲」の難易度や、難しいポイントを解説!!【ちょいムズ】

「子犬のワルツ」よりも少し難しいかなと思いますが、曲が覚えやすいですし、中級の楽曲が1曲弾けるなら、ピアノの基礎もしっかりできてると思うので、挑戦してみてはいかがでしょうか?

「子犬のワルツ」と「トルコ行進曲」どっちが難しい?【トルコ行進曲】

「子犬のワルツ」と同じくらいの難易度の曲で紹介した「トルコ行進曲」ですが、同じ中級といっても大きく分けられているので、どっちが難しいのか気になりますよね?結論から言うと断然「トルコ行進曲」ですね。

左手のリズムの取り方がまず難しい。左手への意識を「子犬のワルツ」よりも集中する必要があるというのと、指が開けないと上手く弾けません

しかし、「トルコ行進曲」の全音ピアノピースによる難易度は、初級の一つ上のB難易度どうなってんの?っていうくらいオカシイです。

気になった方はこちらもどうぞ。

【おかしい】全音ピアノピースの難易度っておかしいよね!?

だからこそ勘違いしてしまうかと思うんですが、難易度の低い方から始めたいって考えてたら「子犬のワルツ」から始めてみるといいでしょう。

まとめ

本日は「子犬のワルツ」の難易度という記事でした。僕はクラシック入門曲だと勝手にイメージしていて、中級の中でも簡単な曲だと思っています。

練習を重ねると指も覚えてくると思うので、ぜひ挑戦してみて欲しい曲ですね。