超よく使う音楽用語をまとめました【ピアノ向け】

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こんにちは!サクです。
本日は「音楽用語」を分かりやすーーくまとめました。

音楽用語って、出てくると結構萎えますよね。

楽譜の途中に出てくる、「よく分からない英語」の意味を調べるのがめんどくさい・・・という経験は、みなさんにもあるとでしょう。

ということで本日は、

困っている人困っている人
con fuoco? なにそれオイシイの? 音楽用語なんて全くわからないよ・・・。簡単にまとめた記事が欲しい!

このような方に向けて執筆していきます。

この記事を読むとわかること

よく使われている音楽用語が詳しく分かる。

超よく使う音楽用語をまとめました【ピアノ向け】

超よく使う音楽用語をまとめました【ピアノ向け】


一章 速度に関する音楽用語まとめ

 

 

二章 強弱に関する音楽用語まとめ

 

 

三章 曲の弾き方に関する音楽用語まとめ(発想用語)

 

それではどうぞ。

はじめに

この記事では、本当によく使う用語しか書いていません。

なぜなら、このブログのモットーは、「できる限り分かりやすく」だからです。ただただ音楽用語が何個も並べられたまとめ記事なんて、読む気が起きないですよね、、、

そのため、今回は「用語の意味や関係性」にもフォーカスして、執筆していきます。

第一章 速度に関する音楽用語まとめ

ピアノに限らないですが、速度は本当に大切です。

「速いところは盛り上がって、遅いところは落ち着いて・・」など。

このあたりを理解していないと、抑揚のない演奏になります。

曲の初めに出てくる速度の用語まとめ

ショパン バラード一番より

 

さて、まずは曲の一番初め、左上に出てくる用語についてです。

  • Largo:かなり遅い
  • Lento:遅い
  • Andante:普通〜ちょっと遅い
  • Allegro:速い
  • Presto:かなり速い

ざっくりこんなかんじです。他にもありますが、ここを押さえておけば大体問題ないです。

ネットや音楽に関する本などには、「歩くくらいの速さ」「中くらいの速さ」とあるのですが、よくわからないので、初めのうちはこのような理解でOKです。

付属されている用語

先ほど言った5つなどに付属している用語についてです。

例えば、、、

  • 「Allegro assai」:Allegro+assai
  • 「Presto con fuoco」:Presto+con fuoco

このような感じで、組み合わさった用語も出てきます。

この例でいうと

  • assai = 「極めて」
    よって、「Allegro assai」=「極めて速く」
  • con  fuoco = 「火を吹くように」
    よって、「Presto con fuoco」 = 「火を吹くように速く」

という意味になります。
このあたりは「発想記号」になるので、詳しくはまた後のお話し。

曲の途中で出てくる音楽用語まとめ

楽譜の途中に出てくる英語についての解説です。

よく使うのは、下記です。

  • a tempo:元の速さで
  • Tempo Primo:曲の初めの速さで
  • piu mosso:今までよりも速く
  • meno mosso:今までよりも遅く
  • sempre 〇〇〇:常に〇〇〇

こんな感じ。ここは分からなくなりがちなので、丁寧に解説していきますね。

a tempo(元の速さで)

例えば、ピアノ曲がゆっくりになって、もとの速さに戻るとき。
そんな場面で、この「a tempo」は使われます。

「速度が変化する前と同じスピードに戻る」

と覚えれば、分かりやすいかもしれません。

Tempo Primo(曲の初めの速さで)

こちらは先ほどの「a tempo」とは違い、絶対的に曲の冒頭の速さに戻ります。
途中で速さが変化しようと、絶対に冒頭の速さになるので、注意です。

piu mosso、meno mosso(今までよりも速く,遅く)

こちらもよく使う用語ですね。mossoというのは、速度という意味ですね。

  • piuは「さらに」「もっと速い」など、「+」の意味を持ちます。
  • menoは「もっと少ない」「もっと遅い」といった、「−」の意味を持ちます。

つまり、

  • piu mosso = もっと速い速度 = 今までより速く
  • meno mosso = もっと遅い速度 = 今までより遅く

となります。

sempre 〇〇〇(常に〇〇〇)

例えば、sempre on Pedという指示の場合。

[on Ped]だったらペダルを踏むという意味なので、この場合「常にペダルを踏む」という意味になります。

第二章 音の強弱に関する音楽用語まとめ

第二章 音の強弱に関する用語

クレッシェンドやデクレッシェンドのような、強弱に関する用語についての用語解説です。

強弱は、ほとんど記号

「pp、p、mp、mf、f、ff、fff・・・」など、強弱に関する記号はほとんどが記号です。

おそらく記号に関しては大半の方が知っていると思うので、用語の方を紹介していきます。

  • decrescendo:デクレッシェンド(省略:decresc.)
  • diminuendo :ディミヌエンド(省略:dim.)
  • crescendo:クレッシェンド(省略:crest.)

「デクレッシェンド」と「ディミヌエンド」はどちらも「だんだん弱く」という意味で、「クレッシェンド」は「だんだん強く」という意味です。

この三つは、「大なり>、小なり<」のような記号で表されることも多いです。

第三章 曲の弾き方に関する音楽用語まとめ(発想用語)

第三章 曲の弾き方に関する用語(発想用語)

こいつは一番面倒です。
なぜなら、種類が多すぎるから。

日本語で書いて欲しいのですが、ピアノに詳しくなりたいなら最低限、この6個は覚えましょう。

  • con fuoco:火を吹くように
  • agitato:激しく
  • dolce:柔らかく
  • legato:滑らかに
  • Animato:活きいきと
  • Elegante:優雅に

他にも、数えればキリがないほどありますが・・・
全て書いているとキリがないので、よく使うものだけ。

もっと音楽用語を覚えたいぜ!!という人へ

そういう人は、楽典のこの本一択です。
僕もこの本で勉強しました。

この本は、ほぼ全ての音楽用語がまとめられているのでオススメです。

一応リンクも貼っておきます。

 

番外編:覚えるには、実践です

やはり覚えるためには、実践しかありませんね。

「実際に曲を弾いてみる → わからない音楽用語や記号を調べる」

この繰り返しが最強です。


というわけで、今回の内容はこんな感じでした。
よく分からない音楽用語が出てきたら、曲の表現力を高めるために調べるようにしましょう。

それではっ!