みなさん、こんにちは! サクです。
本日は、月光第三楽章は初心者でも弾けるのかどうかという質問を頂いたので、それについてみなさんにお話ししていきます。
月光の第三楽章って、本当にカッコ良い曲ですよね。
右手が素早く鍵盤を駆け巡る動きは、見ていて楽しいです。

という方は必見です。
月光第三楽章は、ピアノ初心者でも弾けるのか??【弾けない】
結論から言うと、「初心者にはまず無理」です。
初心者のレベルにもよりますが、ピアノを初めて3年くらいの人には無理でしょう。

と思った方。ちょっと待ってください(笑)。
たしかにピアノ初心者の方には厳しい難易度なのですが、この曲自体はそこまで難しくありません。
ゆっくりと練習すれば、かなり早い段階で弾けるはずです。
なぜ、月光第三楽章はそれほど難しく無いのか
この曲は、全音ピアノピースと呼ばれるクラシックの難易度を見れるサイトでは、「上級のE」という難易度設定です。
他にも、あるYouTubeの動画では「世界で難しい曲Top10」に入っていたりします。
しかし、自分に言わせるとそれは少し違います。
たしかにテンポも早くて指が付いていかなそうですが、それほど難しくはありません。
理由は、下記です。
- 右手の動きが単調
- 跳躍がほとんど無い
右手の動きが単調
この曲の最大の特徴とも言える、右手のアルペジオ(分散和音)。
最初の右手の「ソドミソドミソドミソドミソドミ・・・」と続くやつです。
引用:ベートーヴェン 月光
月光の第三楽章で挫折してしまう人は、大体この「アルペジオ」の部分が弾けなかった人なんですよね・・。
しかし、この曲の右手はアルペジオの繰り返しがほとんどなんですよ。
つまり、、、
右手のアルペジオを乗り切れば、右手は半分ほどクリアしたも同然なんです!
跳躍がほとんど無い
跳躍って知っていますか?
片手で離れた音を連続で弾くことです。
この跳躍にはピアノの高度なテクニックが必要なのですが、この「月光第三楽章」には跳躍がほとんど無いんです。
ずうっと「その場での指の素早い動き」が続くので、、
跳躍がある曲よりも、練習すれば弾ける可能性が高いです。
以上の理由から、この月光第三楽章は難易度が驚くほど高いわけではないのが分かったと思います。
、、、まぁもちろん、初心者にとって難しいピアノ曲なのには変わりありませんが。
月光第三楽章のオススメ練習方法
ここまで長々とお話しましたが、、、

という話ですよね。
結論は、下記をすればOKです。
- ハノンを毎日弾く
- ツェルニー30番練習曲を弾く
ハノンを毎日弾く
この記事を見てくださるような方は、ハノンを知っている方がほとんどだと思いますが、、、
念の為、簡単な説明をします。
ハノンというのは指の練習曲で、日本ではおそらく最も売れているものです。
この練習曲は初心者の方にもオススメなので、もしまだ持っていない方はぜひ購入して、毎日練習することをオススメします。
興味がある人はどうぞ。
ツェルニー30番練習曲を弾く
ツェルニーも指の練習曲なのですが、これは5種類近くの難易度に分けられています。
「30番練習曲」というのはその5種類の中の1つで、僕が考える「これが弾けたら月光第三楽章も弾けるだろう」というレベル感です。
もし、「もう30番練習曲は弾けるよ!」という方がいたら、レベルが一つ上の「ツェルニー40番練習曲」をどうぞ。
この二つですね。
月光第三楽章の楽譜
もしも、「弾きたい!」となった方は、ここに楽譜のリンクを貼っておくので買ってみてはいかがでしょうか。
月光第三楽章の、簡単バージョン

という人は、簡単なアレンジバーションの曲を弾くのをオススメします。
詳しくいうと、「ぷりんと楽譜」というサイトに売られている、アレンジされた楽譜を買えばいいです。
興味がある方は、ぜひ調べてみてください。
まとめ
まとめると、
「月光第三楽章は比較的簡単に弾けるピアノクラシックだが、初心者が弾けるほど簡単では無い」
となりますね。
細かい動きも出てくるので、指の訓練が足りない人には厳しいでしょう。
それではっ!