ピアノ初心者必見!基礎練習はどの手順がいいの?

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ピアノを練習するときはただ弾きたい曲だけを練習するのではなく、基礎練習を並行して行います。
ピアノ初心者の方はどんな練習をしているのか気になるところですよね。

今回は、ピアノ初心者の方に向けて、どんな基礎練習が必要か解説します。

練習と一緒に超基礎的なことから解説していくので、これからピアノに挑戦しようと思っている方も参考になると思います。

やる気に満ち溢れている人やる気に満ち溢れている人
基礎練習もがんばってやるぞ!

1.楽譜を読めるようにする

ピアノを弾く前に楽譜を読めるようにしましょう。
クラシック音楽を演奏するならなおさらです。

楽譜とは、楽曲や音を記号にして表しているものです。

楽譜には、

  • どんな音を出すのか
  • 音をどのくらい伸ばすのか
  • どのくらいの音量で演奏すればいいのかなど

演奏するための指示が記してあります。

見慣れない記号が多く、最初は読むのに苦労するかもしれません。
読んでいるうちにカンペをみなくても大抵の人は読めるようになります。

また、音無しにただ楽譜を読むのは、覚えるのが大変です。
できるなら、ピアノで音を鳴らして鍵盤と音符の位置を一致できるように読んでみましょう。

2.正しく座る

ピアノを上手に弾くには、姿勢も大事です。
以下のポイントを意識してください。

  • 椅子はピアノの中央に置く
  • 椅子に座るときは少し浅め
  • ペダルは踏みやすいピアノと椅子の幅
  • 肩・腕の力を抜く
  • 背筋を伸ばす

補足

ピアノの鍵盤は88鍵もあり、全部の鍵盤を弾けるように正しく座らないといけません。
そのため、左右にも動けるくらいに浅めに座ったりピアノと椅子との幅を開けるようにしましょう。

ちなみに椅子の高さは、ひじと鍵盤が同じ高さになるくらいに調節します。

3.手をフォームを確認

姿勢が整ったら鍵盤に手を置いてみてください。

手のフォームは、卵を持つように丸めます。
このフォームなら力は入らないはずです。
今、鍵盤に手を置いてなくてもあるつもりでやってみてください。

力を入れないことはピアノを弾く上でとても重要です。

これからどんどん上達していって、早い曲を弾くことになったときに力が入っていると指が追いつかなくなってしまいます。
落ち着いてリラックスした状態で弾くことを心がけましょう。

4.ピアノ初心者向けの教則本で練習する

ここまで、ピアノを弾く前の大事な準備を解説してきました。

ここからはいよいよピアノを弾く段階に入ります!
ピアノの基礎練習は、王道の教本があるので紹介します。

  • バイエル
  • ブルグミュラー
  • ハノン

また、教則本のみを集めた記事はコチラになります。

バイエル

バイエルは、ピアノの入門書といっていいくらいの教則本で、だいぶ前から使われています。
今ではバイエルの使用は減ってきている傾向にありますが、知っておいて損はありません。
ピアノを初めて弾くという方はここからスタートしてみましょう。

バイエルには大きく分けると「子ども用」「大人用」に分かれています。

内容は基本的に一緒で、表紙や楽譜の大きさにちがいがあります。
全部で106の練習曲が収められていて、最初にやる基礎練習としてぴったりな教則本です。

バイエルの楽譜をこちら

(アフィリンクです。すまん。)

ハノン

ハノンは16分音符の多い楽譜で、初めて見ると

困っている人困っている人
楽譜が真っ黒。やれる気がしない…

と思われるかもしれませんが、ピアノを弾く上で大切な基礎がたくさん詰まっています。

特に

  • どの指も独立させて動かす
  • 一定のテンポで弾けるようになる

ということにおいては、ハノンでしっかり練習することができます。

また、ハノンでは音楽の基礎知識である「音階」についても学ぶことができます。
軽く説明すると、音階とは一定のルールに従って音を並べたもので、スケールともいいます。

例えば、「ドレミファソラシド」は音階です。

音階には「ドレミファソラシド」だけでなく

  • 「レミファソラシドレ」
  • 「ミファソラシドレミ」

など、音の数だけ存在します。

ただ弾くだけでなく、こういった基礎知識も学んでいけるのでハノンは必須といってもいいくらいです。
バイエルが終わった頃あたりから本の購入を検討してみてください。

ハノンの楽譜はこちら

ブルグミュラー

ブルグミュラーもかなり前から使われている練習本です。
バイエルが終わったら始められるくらいのレベルで、簡単すぎず難しすぎずな曲が25曲収められています。

ブルグミュラーは、練習曲でありながらも綺麗なメロディの曲が多いのが特徴です。

曲名からも曲イメージができそうなものばかりで

  • すなおな心
  • 無邪気
  • やさしい花
  • 乗馬

など、25曲それぞれにこういった連想しやすい曲名がついています。

ただ、楽しそうだからといっていきなりピアノ初心者の方がブルグミュラーから入ってしまうと挫折してしまう可能性もあるので、ちゃんと段階を踏んでから練習してみてください。

ブルグミュラーの楽譜はこちら

ピアノ練習の必須アイテム

今紹介した練習本の曲がある程度仕上がってきたら、テンポを一定に保つ練習もしましょう。

テンポを一定に保つ練習に使うのが、メトロノームです。

自分の頭の中だけでテンポを「1.2.3.4」と数えていると、もしかしたらどんどん早くなってしまっていたり、実はまったく一定じゃないときがあるんです。
メトロノームは、一定のテンポを刻んでくれるアイテムなので、曲の練習や基礎練習をするのにあると便利なアイテムです。

おすすめメトロノーム

まとめ

今回は、ピアノ初心者の方に向けて基礎練習について解説しました。
曲の練習に打ち込むのも大事ですが、良い姿勢・フォームでいることも基礎の1つです。

何事も基礎が肝心といいます!
ひとつひとつ確認してやってみてくださいね。