影響力の武器は読むべきか? いつの時代でも役立つ心理学テクニック。

「影響力の武器は読むべきか? いつの時代でも役立つ心理学テクニック。」のアイキャッチ画像

どうも、サクです。

先日、とある心理学者の方がオススメしていた本、『影響力の武器』を読みました。

読んだ感想としては、「かなり役立つ本だったな」という印象だったので、みなさんにお伝えしていこうと思います。

困っている人困っている人
「影響力の武器って本があるけど、本当に読むべきなのかな? 自分の仕事で役に立つのだろうか・・・」

という人は必見です。

【結論】影響力の武器は、かなりオススメ【読むべき】

結論からいいますと、この本は「かなりオススメ」です。

最近読んだ本の中でも実用性が高く、色々な仕事や日常に応用できるなと感じました。

この本の中で紹介されている内容は、以下の6つです。

  1. 返報性
  2. 一貫性
  3. 社会的証明
  4. 好意
  5. 権威
  6. 希少性

この6つが主な内容ですね。
本の中では、この6つに焦点を当てて解説されています。

まぁ、こんなことを言ってもイメージしにくいと思うので、下記の文章を読んでみてください。

あなたは、動物を保護するためのお金を集めるために、募金箱を設置しました。
しかし、なかなか募金箱の中にお金を入れてくれる人はいません。
こんな時、どのような心理学を使えば募金してくれる人が増えるでしょうか。

ちょっと考えてみてください。

ヒントは、「赤信号みんなで渡れば怖くない」です。

・・・

分かりましたか?
正解はコチラ。

あらかじめ募金箱の中にお金をいれておく

募金箱にお金が入っていたら、「自分も入れないと!」という感情になるため、お金を入れてくれる確率が高くなるそうです。

これを、「社会的証明」といいます。

「周りがやってるからやる」というやつですね。

こんな感じで、影響力の武器では「6つの心理学」について詳しく書かれています。
友達になにか頼み事をしたい時などに役立ちますよ。

影響力の武器の、6つの心理学とは!?

繰り返しますが、この書籍では「6つの心理学」を元に執筆されています。

  1. 返報性
  2. 一貫性
  3. 社会的証明
  4. 好意
  5. 権威
  6. 希少性

心理学1つ目:返報性

「返報性の原理」とも呼ばれますね。

下記の文をご覧ください。

返報性が、他者からの承諾を引き出す手段として、これほど効果的に使われる理由の一つは、その威力にあります。

このルールには恐ろしいほどの力があり、相手に借りがあるという気持ちがなければまず断るような要求でさえ、受け入れさせてしまうのです。

「影響力の武器」より

こちらは本文から引用した文章です。

人間は、「何かをしてもらったから、何かをしなければ」という心理を持っています。
日本人は特にこの心理が強くて、頼み事をする時などに使うと効果バツグンですよ。

実際に、ボクも友達に使ってみると、かなりの確率で「イエス」をもらいました。

心理学2つ目:一貫性

こちらも同様に、「一貫性の原理」と呼ばれています。

「何かを主張したら、自分の主張は変えたく無い」という人間の心理ですね。

みなさんにも、「家事をし始めるまでは面倒だけど、一度始めたら意外とスイスイ続けられた」という経験があるでしょう。

本文には、このように書かれています。

ひとたび決定を下したり、ある立場を取る(コミットする)と、自分の内からも外からも、そのコミットメントと一貫した行動をとるように圧力がかかります。

そのような圧力によって、私たちは自分の決断を正当化しながら行動するようになります。

そして自分が正しい選択をしたと自分に言い聞かせるだけで、本当に、自分の決定に対する満足度が上がるのです。

「影響力の武器」より

これって、仕事や生活にかなり使えそうじゃ無いですかね?

「宿題は面倒だけど、とりあえず3分だけ始めて一貫性の原理を使おう」

「アンケートに回答してもらうと、一貫性の原理が働いてその通りの行動をする」

などなど。

このように一貫性の原理を使えば、相手に思い通りの行動を取らせることができます。

困っている人困っている人
「思い通りの行動って、、、なんか無理やりって感じで、性格悪そうじゃない?」

と思う人もいるでしょう。

しかし、この原理は、「使った人」も「使われた人」も、選択の結果に満足しているという研究結果が出ているんです。
この原理が分かっていると、お互いに取ってよりよい選択ができますね。

心理学3つ目:社会的証明

さきほども紹介しましたが、もう一度触れておきましょう。

あなたは、動物を保護するためのお金を集めるために、募金箱を設置しました。
しかし、なかなか募金箱の中にお金を入れてくれる人はいません。
こんな時、どのような心理学を使えば募金してくれる人が増えるでしょうか。

正解例は、「あらかじめお金を入れておく」ですね。
まわりが行っている行動に、自分も左右されてしまう心理です。

みなさんも、テレビのコメディー番組で、「録音された笑い声」を聞いたことがあるでしょう。

不快感を持つ方も多いと思いますが、この音声を流した方が視聴者は気に入ってくれるそうです。
そのくらい、この心理学はとても影響力が強いのですね。

心理学4つ目:好意

これは単純ですよね。

相手に好意を持たれているほど、自分の思い通りの選択をさせやすいという内容です。

例えば、「顧客の友人に購入のお願いをさせる」「友人のご紹介という言葉を使う」などの方法ですね。

困っている人困っている人
「は???」

という感じかもしれませんが、本を読み終えた後は説明できるようになりますよ。
気になる方は、先に「好意」についての章に飛ばしてもいいかもですね。

心理学5つ目:権威

権威とは、「自分はこれくらいの技術を持っている人ですよ」という、いわば他人への威圧のような感じですね。

みなさんも、病院でお医者さんに「このお薬がいいですよ〜」と言われて、疑ったりしませんよね?

怒っている人怒っている人
「本当にこの薬は適切なのか!? その証拠(エビデンス)を示せ!」

という人は、いないと思います。
それは、みなさんが「医者は病気に対して良い薬を出してくれるはずだ」と思っているからです。

これが、「権威の力」ですね。

心理学6つ目:希少性

レアなモノが欲しくなる、「あの現象」ですね。

デパートなどで、「数量限定」などをよく見ると思いますが、そこでもこの「希少性」が使われていますよね。

「影響力の武器」では、以下のように書かれています。

ほとんどすべての人が、なんらかの形で希少性の原理に支配されています。

「商品を販売したい」「お願い事をしたい」という人は、絶対に読むべき章ですね。

結論:『影響力の武器』は読むべき

書籍では、以上の6つの心理学について、より詳しく解説されています。
ビジネスや日常で活かしたい人は、ぜひ読んでみたらどうでしょうか。

と、いうわけで、今回は「影響力の武器は読むべき」という内容でした。
それでは!