ピアノを始める前は、こんな悩みが出てくるかもしれません。
お家にピアノを置くとなると検討されるのが、下記についてだと思います。
- ピアノ
- 電子ピアノ
- キーボード
ということで今回は、ピアノの種類や違いについて解説します。
- これからピアノを購入することを検討されている方
- 詳しい違いを知りたい方
こんな悩みをお持ちの方は、ぜひ最後までこの記事を読んでみてください。
今日のテーマ
- グランドピアノ、電子ピアノ、キーボードの違いとは!?
ピアノ・電子ピアノ・キーボードの違い
まずは3つの楽器の違いをざっと表にしました。
ピアノ | 電子ピアノ | キーボード | |
鍵盤数 | 88鍵 | 88鍵 | 一般的には 49鍵・61鍵・76鍵・88鍵 |
弾き心地 | しっとり重みのあるタッチ | ピアノに近い重みのあるタッチ | 軽いタッチ |
長所 | 表現の幅が広い | ピアノとキーボードの良さを持っている | 持ち運びができる |
短所 | 置き場所をとる | 表現の限界はある | ピアノの練習として使うには難しい |
それでは、それぞれ細かく解説していきます。
楽器1:ピアノ
ここでいうピアノは、アコースティックピアノのことを指します。
ピアノは、内部にある弦をハンマーで叩いて音を出す打弦楽器です。
鍵盤数は基本的には88鍵あり、数ある楽器の中でも音域が非常に広い楽器で、グランドピアノには92鍵や97鍵のものだって存在します!
ピアノの長所
- 表現力が豊か
- 寿命が長い
表現力が豊か
ピアノは1,700年頃発明され、その歴史の長さと共に進化してきました。
どんどん表現豊かな楽器に変化し、鍵盤のタッチの強弱だけでも音色や響きを変えて表現することができます。
寿命が長い
ピアノは、電子ピアノ・キーボードといった電子楽器よりも寿命はとても長いです。
電子楽器の寿命が約10年に対し、なんと60年も持ちます。
もちろん、メンテナンスが必要になりますが、一度購入すれば自身の世代だけではなく下の世代へ受け継ぐことができます。
ピアノの短所
ピアノは、繊細な楽器のために管理が大変です。
- メンテナンスが必要
- 移動が大変
メンテナンスが必要
ピアノは調律といって、音程や響き具合を定期的にメンテナンスを行う必要があります。
調律を行う場合は調律師に頼んで自宅で行われるので、手配や若干の時間拘束が出てきてしまいます。
しかし調律をしないと寿命が短くなるので、最低でも年に1回は調律をしましょう。
移動が大変
これは想像できると思いますが、ピアノはとても重いです。
一人で動かせるような重さではありません。
そのため、置く場所を移動したいと思ってもそう簡単に移動させるのは難しいでしょう。
これは、キーボードとピアノの1番の違いかもしれません。
楽器2:電子ピアノ
電子ピアノは、アコースティック・ピアノの演奏が再現できるように作られている電子楽器です。
そのため、音色や表現力がピアノに近いのが特徴です。
電子ピアノの長所
電子ピアノの長所は自宅で使いやすいところです。
- ボリュームの調節が可能
- メンテナンス不要
ボリュームの調節が可能
ピアノの場合、基本的には強く叩けば叩くほど音量は大きくなります。
一方電子ピアノは、電子なので最大音量の調節が可能です。
そのため、自由な時間に演奏や練習ができます。
メンテナンス不要
ピアノは、定期的に音程や音色を整えるための調律が必要です。
しかしながら電子ピアノは、電子楽器のためメンテナンスを必要としません。
その分のコスパも良いと言えます。
電子ピアノの短所
短所は、電子楽器が故の気になる点が挙げられます。
- 表現力に限界がある
- 寿命がピアノに比べると短い
表現力に限界がある
ピアノに近い鍵盤のタッチ・表現力があるとはいえ、限界があります。
電子ピアノは、埋め込まれたピアノの音を鍵盤のタッチによって出しています。
そのため、同じ電子ピアノを誰が弾いても音色は変わりにくいのです。
弾き始めは音の差を感じ取るのは難しいかもしれませんが、後から物足りなさを感じる人もいます。
寿命がピアノに比べると短い
長く使えそうな電子楽器ですが、実は平均寿命が10年ほどと言われています。
もちろん、電子ピアノは故障してしまったとしても一定期間の修理は可能です。
しかし、その電子ピアノの製造が終わり、部品までなくなってしまえば修理ができず廃棄の対象になってしまいます。
楽器3:キーボード
キーボードはピアノ・電子ピアノと比べて、同じ鍵盤楽器でもぜんぜん違う楽器です。
まず、スタンドの部分と鍵盤が分かれていたり、鍵盤の数も違うものもあります。
種類が多いキーボードですが、バンドやPOPSでよく使われており、かっこいい演奏ができるのが最大の魅力で、ピアノとの違いです。
キーボードの長所
キーボードはいろいろな面で自由がきくところが特徴です。
- 持ち運びできる
- いろいろな音を出すことができる
持ち運びできる
先ほどもお伝えしましたが、キーボードは鍵盤とスタンドが分かれています。
そのため、持ち運びが可能です。
弾き慣れた楽器を外でも弾くことができます。
いろいろな音を出すことができる
電子ピアノも同じ長所があるものもありますが、キーボードが出せる音はピアノの音だけではありません。
様々な音が搭載されているので、どんな音を使うかというところも大きな楽しみでもあります。
キーボードの短所
キーボードでピアノを練習するのは厳しいところが残念なところです。
- ピアノ・電子ピアノとは弾き心地がまったく違う
- ペダルがついていない
「キーボードでピアノクラシックを練習する!」というのは絶対にオススメしません。
ピアノ・電子ピアノとは弾き心地がまったく違う
キーボードは、鍵盤のタッチがまったく違います。
ピアノは重みのあるタッチが特徴ですが、キーボードは鍵盤を軽く押せばすぐに音が出るようなタッチです。
そのため、ピアノの練習をするには難しいかもしれません。
ペダルがついていない
キーボードにはペダルがありません。
オプションとして付けることはできますが、ペダルの購入にコストがかかってしまいます。
オススメのキーボードは?
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まとめ
今回は、ピアノ・電子ピアノ・キーボードの違いについて解説しました。
結論を言うと、ピアノレッスンの練習するために、キーボードで練習するのはおすすめできません。
ピアノ | 電子ピアノ | キーボード | |
鍵盤数 | 88鍵 | 88鍵 | 一般的には 49鍵・61鍵・76鍵・88鍵 |
弾き心地 | しっとり重みのあるタッチ | ピアノに近い重みのあるタッチ | 軽いタッチ |
長所 | 表現の幅が広い | ピアノとキーボードの良さを持っている | 持ち運びができる |
短所 | 置き場所をとる | 表現の限界はある | ピアノの練習として使うには難しい |
これからピアノを弾く方はぜひ参考にしてください!